罪悪感を感じるのは人間として自然な現象です。対処法を説明するので一つでも実践してみてください。
人間は自分の正義感やルールに反した行動をすると、罪悪感に苛まれてしまいます。
罪悪感を感じること自体は人として自然なことですが、罪悪感を感じすぎたり、長期間感じてしまうと、日常生活に悪影響が出てきます。
この記事は、加害者として苦しんだことのある人へアンケートを取り、その結果に基づいて罪悪感から解消される方法を解説しているものです。
このサイトでは、罪悪感に関するデータを多く収集しているので、データに基づいて解決方法を紹介できます。
ぜひあなたの取り入れやすいものから順に実践してみて下さい。
加害者としての罪悪感:なぜ私たちはこんなに苦しむのか?
加害者となってしまった人は、罪悪感を感じ、苦しみやすい状況に陥ってしまいます。
罪悪感を感じるのは、人として普通のことですが、加害者となった人は特に悩みの種になることが多いんです。
関係者との関係性が壊れてしまう
加害者となってしまうと、関係者との関係性が壊れてしまいます。
なので、謝罪をしたり、他の人から許してもらうタイミングを失いやすくなってしまうんです。
軽い事件であれば、時間が関係性を解決してもらうこともありますが、時間が経過するとますます回復することが難しくなることもあります。
自業自得と感じてしまい、自分を許すことができない
加害者として罪悪感を感じるということは、「悪いことをした自覚」があるということです。
そもそも罪悪感がない人は、「自分はなんら悪いことはしていない」と考えています。
一般的には悪いこととされる浮気や人を傷つけたりした人でも、罪悪感が全くない人もいるんです。
どんな行為であっても、人によって感じ方や状況が全く違うので、罪悪感があるかないかは半々くらいに分かれます。
「悪いことをした自覚」がある人は、「悪いことをしたのだから、許されなくて当然だ」と考えてしまうものです。
本当は、誰でも許される余白はあるものですが、罪悪感に苛まれているとそれに気づくことは難しくなります。
罪悪感から幸せな体験を純粋に楽しめない
罪悪感を強く長期間に及んで感じてしまうと、「こんな私は幸せを感じてはいけない」と感じるようになってきてしまいます。
なので、普通は気が紛れるような趣味であったり、イベントがどんどんと楽しめなくなってしまうんです。
そうなると、さらに罪悪感を感じる時間が長くなり、思い悩んでしまう状態になります。
共感性が強く、被害者の感情を強く感じてしまう
罪悪感が強い人は、特に被害者の感情にも共感的になってしまう傾向が強いです。
「自分のせいで傷つけてしまった」という罪悪感から被害者の感情を想像し共感し一緒に苦しんでしまう。
その被害はまさに自分が起こしてしまったんだと、被害者の立場からも自分が起こしてしまった事件について思い返してしまうんです。
加害者で罪悪感の苦しむ方は、何も他の人よりも特別悪いことをしたから、罪悪感が強いというわけではありません。
罪悪感が強い方は、責任感の強さから自分の起こしてしまったことへの責任感を強く感じてしまっているんです。
なので、新たな視点を取り入れることで、罪悪感を和らげることができます。
次の章で、罪悪感の苦しみから解消される方法を3つ紹介します。
加害者でも罪悪感の苦しみを和らげるための3つの方法
加害者となった人でも罪悪感を和らげる方法を3つのステップで紹介します。
自分のしたことについて再確認する
まず、自分が加害者となった事件について今一度思い返してみましょう。
思い返すと、一時的に罪悪感が強くなってしまうとは思いますが、新たな視点で見つめ直してもらいたいです。
新たな視点で事件を考え直す
主に以下の2点を考え直してみて下さい。
新たな2つの視点
・本当に私に100%の責任があったか?
・相手はまだ被害を感じているか?
罪悪感を感じているのは、自分に被害の責任があり、相手がまだ自分を許してくれていないことで強く感じてしまいます。
100%の責任が一人の加害者にあることはほとんどありません。
罪悪感を強く感じる方は、必要以上に責任を感じてしまう人が多いです。
そして、そもそも相手は被害を感じていない場合もあります。
多くの体験談で、謝ってみると相手はそんなに気にしていないがわかったというものがあります。
加害者の方が思っているより、被害者は被害を感じていないことも多いんですね。
正式に謝罪をできていないという方は、どんなに時間が経っていても、今一度謝罪をしてみることをオススメします。
謝罪ができない場合は手紙を書く
事情があり、謝罪ができない場合も往々にしてあると思います。
その場合は、被害者に送らない謝罪の手紙を書いてみて下さい。
いかに罪悪感を感じているか、どれだけ申し訳ないと思っているかを紙に書いて目に見える形にしてみましょう。
頭で考えていると、考えや悩みはぐるぐると回ってまとまらないことが多いですが、紙に書いて目で見るとまとまりがよくなります。
心理学的にもエクスプレッシブライティングと言われていて、効果が実証されています。
ひたすら自分を許す(アファーメーション)
新たに事件を見つめ直した後は、どんな理由があれど自分を許すことを始めて下さい。
はじめは、何も考えずに自分を許す言葉を書き、読んでみましょう。
言葉が思いつかない場合は、以下の文章を読んでみてください。
私は私を許します。
私は無罪です。
私はありのままの私を受け入れ、肯定します。
私は罪悪感から解き放たれ、自由に羽ばたくことができます。
私は私を愛します。
私はもう許されました。
最初は、罪悪感に反する文章ですから、読むことに抵抗感を覚えると思います。
ですが、淡々と毎日声を出していると、自分の深層心理に取り込まれ、罪悪感が日常生活に影響のないレベルまで抑えることが可能です。
自分の過ちから改善方法を考える
罪悪感を強く感じている時には、感情的な考え方が優位になっています。
感情的に考えている場合は、自分の考え方に固執して考え方が凝り固まってしまいやすいです。
そのため、感情的な考えから理性的な考えに切り替えてみることが必要なんです。
改善方法を考えて理性的になる
考えを理性的にする方法はカンタンです。
あなたが罪悪感を感じていることについて、そこからどのような改善点が見つかるかを考えてみましょう。
例えば、浮気をした人であれば位置情報アプリを共有するなどの方法が挙げられます。
自分の意思に頼らない
やってはいけない改善方法は意思に頼る方法です。
例えば、
「もうタバコを吸わないように気をつける」
「相手が傷つくことを意識する」
などあなたの意識や意思に頼る方法はうまくいかないことが多いです。
もちろん意識を変えるというこ自体は非常に大切なことです。
ですが、あなた以外のシステムであったり、他人の目を入れることで格段に良い改善方法が見つかります。
他人の意見を取り入れ、新たな視点を入れる
どうしても自分を許すことができない場合は、他人の視点から物事を捉えてみましょう。
他の人の体験談で新たな視点を得る
このサイトでは多くの体験談を寄稿していただいていますが、どんなことであっても罪悪感を感じない人が40%~50%ほどいらっしゃいます。
罪悪感を持っていない人には、その人なりの理由があるので、考えを受け入れながら読んでみて下さい。
「こんな考えの人もいるんだ」「自分と状況が似てるな」と思う体験談も出てくると思います。
同じ状況でも罪悪感を感じずに過ごせている人、同じ状況からでも立ち直っている人を見つけて参考にすることをオススメします。
次の章で、加害者となってしまった人の体験談を載せていますので、参考にしてみて下さい。
オンラインカウンセリングや電話占いで他人に体験を話す
何度も言いますが、罪悪感を和らげるためには、これまでの意識とは違った新たな視点を取り入れることが大切です。
友達などの身近な人に話をするのはもちろんですが、言いにくいことは他人のほうが言いやすいことも多いです。
少し他人に頼って、意見を取り入れてみて下さい。
特に日常生活に支障が出るほど強く精神的に悪影響がある場合は、心療内科に一度行ってみることを強くオススメします。
詳しい罪悪感の解消方法や他の方法については、以下の記事をご参照ください。
実際のケーススタディ:加害者の罪悪感の経験と克服した体験談
友人を傷つけてしまった話(包丁)
女性 会社員 加害者となった年齢:16歳
罪悪感あり
体験談
高校で調理科に入学しました。みんな自分の包丁を持っているため包丁研ぎの授業ありました。その時に、仲の良い友人と一緒のグループでやっていて、包丁を一緒に洗っている時に私の持っている包丁が友人の指に触れてしまい、怪我をさせてしまいました。血がどんどん出てくるし、友人は痛くて泣いているしパニック状態に陥ってしまいました。何度も謝り友人は許してくれましたが、怪我をさせてしまったことがショック過ぎて涙が止まりませんでした。
罪悪感を解消した方法
怪我をさせてしまってショックで泣いている私に他の友人が励ましてくれたことで気持ちが一旦は落ち着きました。その後も、申し訳なさや罪悪感はすぐに消えることはなかったですが、一緒の部活のメンバーでもあったので怪我の様子を聞いたり話していく中で徐々に罪悪感は解消することができました。時間が解決させてくれたことと、友人が根に持たずにいてくれたことが救いだった様に感じます。その友人にはその後も部活で怪我をさせてしまうこともあって、なにか恨みがあると思われていたかもしれません。
未熟な管理者による叱責はスタッフのモチベーションをただ下げる
女性 自営業 加害者となった年齢:26歳
罪悪感あり
体験談
当時小売店の店長をしており、アルバイトスタッフの採用からマネジメントを含め店舗管理業務に従事していた。アルバイトスタッフの管理にはしっかりとしたマニュアルがあり、遅刻厳禁、提出済みのシフト変更原則禁止、変更時は大体スタッフへの声掛け必須等基本的な決め事を徹底する形になっていた。体調不良時やアクシデント以外で遅刻したスタッフには厳しく注意していたが、忙しい日にシフトに入ってくれたスタッフが遅刻してしまった際に𠮟責して泣かれてしまった。
罪悪感を解消した方法
遅刻に対して注意するのは管理者としてやるべき事なのでなあなあにすべきではないが、叱責の際、遅刻してきたにも関わらず店外で飲みものを購入してゆっくり入ってきたことを指摘したのは余計な事だったと反省した。本来は良かれと思って忙しい日にシフトインしてくれたこと、こちらも皆が入りたがらない日に出てくれて大変感謝していたことから、それを台無しにしてしまった残念さも手伝って罪悪感は大層大きかった。注意の仕方にも良し悪しがあり、禍根を残すような形にしないことを肝に銘じ、やってしまったことは取り返しがつかないので今後に反映させることとした。
私が車の運転を諦めた理由
女性 会社員 加害者となった年齢:45歳
罪悪感あり
体験談
当時私は車で通勤していました。仕事は水産工場でかなり体力的にハードでした。帰りに車で帰るのに毎日とても疲れた状況で運転していました。休み休み帰った事も有りまして、大変危ない状況でした。でも私は20年くらい車の生活をしていましたので車の無い生活は考えられられないほどでした。ある日道路が渋滞していまして私は疲れていまして前の車に追突してしまいました。被害者かたは救急車で運ばれました。私は信じられない気持ちでした。私は加害者として被害者の方に謝りに行きましたし、電話もしました。示談には1年はかかったと思います。それまでは私が加害者として本当に罪悪感で一杯でした。
罪悪感を解消した方法
罪悪感は有りましたがこればかりは保険会社にお任せするのが一番とディーラーさんも行って言っていまして、保険会社さんに任せていました。保険会社さんから被害者の方に支払った病院代のハガキが送られてきますがそれはずっと取って有ります。そして今は事情が有り免許証を警察署に返しました。これで私が車の運転をする事も一生ありません。出掛ける時はバスで出掛けます。まだバスにはなれていませんが案内所に聞いたり、運転手さんに聴いたりしています。
仕事に慣れてきた頃の気の緩みについて
女性 会社員 加害者となった年齢:25歳
罪悪感あり
体験談
わたしは介護士をしており老人ホームで働いているのですが、就職してから3年目で仕事にもだいぶ慣れてきた時に失敗してしまったことがありました。
100歳の女性の利用者様のところにご家族様の面会があり、利用者様はベッドに横になった状態で家族様と面会をされていました。
よく面会に来られる家族様で利用者様の状態もしっかり把握されている方だったので安心し切っていました。
家族様が帰られた後にすぐに確認をすれば良かったのですが、その利用者様は認知症もあられ起きられた際に職員の持つPHSに電話がかかるようなセンサーマットを敷いていたこですが家族様が帰られた直後でわたしはセンサーのスイッチを入れておらず、利用者様は転落して圧迫骨折をしてしまいました。
手術等もできず安静にするしかなく悪化される事はありませんでしたが、自分が早く気付いていたら…と落ち込みました。
家族様は自分が帰る時にスイッチを入れたら良かったのにごめんねと逆に謝られてしまい余計に申し訳ない気持ちになりました。
罪悪感を解消した方法
とにかく家族様にも利用者様にも謝ることしか出来なかったです。
謝っても罪悪感が消える事はなかったと思います。
その中でも職場の上司等に話を聞いてもらい同じような事故を2度と起こさないようにするにはどういった対策が必要かを1人ではなく関わる職員みんなで話し合って決める事が出来たのが良かったと思いました。
今でもその利用者様に対して本当に申し訳ないことをしたと思っていますが、その事故以降大きな事故を起こすこともなく15年仕事を続けることができています。
取引先の会社社長とあんなことになるなんて。
男性 会社員 加害者となった年齢:42歳
罪悪感あり
体験談
約15年前、勤めていた会社の接待で相手会社の社長(以下A)と酒を飲んでいた時の話です。
居酒屋で飲んでおり、Aがお手洗いに行くと席を立とうとした際に私の脚につまづいて転倒し、頭を強打してしまいました。
Aはそのまま意識を失ってしまい、店内は大パニックになりました。
救急車を呼び、病院へ搬送されることになり、救急車に同行しました。
結果的に命に別状はなく、後遺症もないとのことだったので一安心しましたが、
Aの奥様から非難轟轟で大変な目に遭いました。
会社からも責められ、あの時は人生終わったなと思いました。
罪悪感を解消した方法
罪悪感を解消した方法は、兎に角謝罪と今後はAに尽くすという約束をしたことです。
もともとお得意様だったことと、A自体は私を責めることはなかったので、私は今後ずっとAに尽くすと奥様の前で公言しました。
実際、そうすることでしか私の誠意はつたわらないでしょうし、私の気持ちも収まりがつきませんでした。
その後約5年近く取引を続けてくださり、私としては代償となったのかなと思っています。
その後、Aは交通事故で亡くなりました。
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まとめ:加害者も罪悪感に苦しまず生きていける
加害者になって罪悪感の苦しんでいる方は、完全に罪悪感を無くしてしまうことは難しいでしょう。
しかし、この記事で紹介した方法で少しでも罪悪感を和らげ、あなたの罪悪感を活かした生活をしていければ、この社会もよりよくなっていきます。
あなたの罪悪感から行動を見直し、少しこの世界を優しくしていくことで、罪悪感とうまく付き合っていって下さい。







